この投稿は、32K PIAFS での受信速度について、E-55/ドコモバ2で測定した時のものです。
[HPC-Talk:10259]
Re: PHS での体感上の通信速度について
20 Jan 2000 09:52:40 +0900
今石です。
At 2000/01/19 11:39:14 Yoshihiro Imaishi wrote:
> > PHSでの、数値でなく体感上の通信速度を知りたいのです。
体感では何とも言えないので、測定してみました。測定条件などは文末
に書きます。MG2D は MobileGear2 for DoCoMo
のことです。
nego receiving/rate total
E-55 + 56K(44K) 33s 161s/23.0Kbps 194s (100%)
E-55 + PHS(32K) 12s 141s/26.3Kbps 153s ( 79%)
E-55 + 611S(32K) 4s 161s/23.0Kbps 165s ( 85%)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
MG2D + 56K(44K) 25s 114s/32.5Kbps 139s (100%)
MG2D + 611S(32K) 4s 156s/23.8Kbps 160s (115%)
結果、E-55 では 56k より 32k PIAFS
の方が速く、逆に MG2D では 56k
より 32K PIAFS
の方が遅いのです。面白いですよね。これはおそらく、
56k モデムの実現方法として com1
経由を使用したため、機種ごとの com
ポートドライバの性能が影響しているようです。
CF サイズの 56k
モデムが使えれば、また違った結果が出ていたような
気がします。
E-55
の場合、受信中の平均速度については、回線速度の差ほどの時間
差はついていません。com ポート経由の 56k
が遅かったこともあります
が、MG2D と比較してみれば、E-55
の動作が遅いことも原因でしょう。ま
た同じ 32K PIAFS でも、611S を使った場合より
PocketMal 経由の方が
遅いのは、通信経路の違いもありそうですが、内蔵ソフトモデムを使った
分だけ負荷がかかっているのかも知れません。
体感上は、受信メール数のカウントアップ速度に大差がないことになり
ますので、同等と言えると思います。ネゴに時間がかかるだけ
56k の方
が不利ですね。ただし CF サイズの 56k
モデムが使えれば結果が違うか
も知れません。使える方の追試を期待します。
MG2D
の場合、処理能力が十分あるのでしょう。受信中の平均速度には、
回線速度差とほぼ同じほどの差がつき、32K PIAFS
は 56k より4割ほど
遅くなりました。ただし、56k
はネゴに時間がかかるため、トータルの通
信時間ではその差は吸収されてしまい、15%
程度の差しかつきませんでし
た。
体感上は、受信メール数のカウントアップ速度が速く出る分だけ、56k
側の方が速いと言えると思います。ただし、ネゴにかかる時間が結構大き
いので、公衆電話から接続している場合にはその恩恵は無さそうですね。
ブラウザのほうは時間がなかったので試しませんでした。またヒマがあ
ればやってみます。
条件
・トラフィックの少ない午前6時前後に測定。
・E-55, MG2 for DoCoMo に QMAIL 1.15
を使用。ダイヤル終了(通話料
金の課金開始)〜ネゴシエーション終了までの秒数を時計で、受信開始
〜切断までの秒数をログの時刻で測定。
・ドリームネットのメールサーバー (pop) に 58 通
378,359 bytes のメ
ッセージを残し、ドリームネットのアクセスポイントから接続、QMAIL
のメールボックスか空の状態で受信させる。1件あたりの平均サイズ
は 6,523bytes。
・56K モデムは US Robotecs の V90 対応 ISA
カードモデム。Win98母艦
に装備。E-55/MG2 からはシリアル接続(115k)& comcom
接続で利用。
北九州市内のアクセスポイントに接続。実際の接続時の通信速度を知る
手段がないが、テスト前後に母艦から接続させた際の速度
44k で推定
した。
・PIAFS 32K は、Paldio611S で、福岡市の 64K PIAFS
対応アクセスポイ
ントに 32K 指定で接続。また E-55
については、内蔵ソフトモデム経
由で DDI Pocket の Kyocera PS-T15 電話機を使用し、PocketMAL
アク
セスポイントに接続。
・時間がなかったので 64K PIAFS のテストは省略。
・複数回測定して平均を出すべきだが、時間がなかったので省略。
・メッセージ本文とコマンドデータの合計量は
386,159bytes。TCP/IP 等
トランスポート層以下のデータヘッダに +20%
程度の増加があるとして
交換データ量を 463,391bytes
と仮定し、受信中の平均速度を算出する。
・ネゴ時間と通信時間との合計を算出し、56K
接続時を 100% とした場合
の 32K PIAFS 接続時の時間を % で表す。
では。
Posted and Edited by 今石良寛 Yoshihiro
Imaishi.
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